2019年10月01日
昨今は仏教に関心を持つ方が増えています。般若心経の本がロングセラーになることもありますし、お寺などで定期的に行われている座禅会や読経セミナーなどには若い方からお年寄りまで様々な方が訪れます。お葬式で僧侶の方が読むだけのものというイメージが強かったものが、今では多くの方が生活に取り入れるものとなっています。
理由としては、仏教の教義、お経の中には現代で生きる我々にとってとても大切な指針やヒントが込められているからという事です。宗教というものはお葬式などで故人に対して行う儀式というだけではなく、生きている者にとって生活の糧となるために存在しています。
生きることに疲労や苦しみを抱かれている方にとって、お経のもつ真価はとても意味のあるものであるのは当然の事だという事です。読経とひと言で言っても、様々な種類があります。意味を理解しながら唱えるものもあれば、意味などは分からずとも、ただ唱えることによって価値を体感されるというものまであります。
唱える人によってその受け取り方は様々です。様々なお経がありますので、複数のものを唱えてみて、自分に合ったものを見出されるという事が肝心です。わからないことがあれば僧侶に尋ねてみましょう。